昨日、河内長野市の島田智明市長にお会いしました。
不妊で悩む方の現状を知っていただきたい。
そして、自分の街でできることは何だろう?
河内長野市の母子保健についてお話し、考える時間となりました。
現状のまま、日本の少子化に歯止めがかからなければ、頭でっかちで、安定しないコマ回しのごとく、日本は倒れてしまう。
その、倒れてしまうと言われる2060年の人口ピラミッドと、現在の河内長野市の人口ピラミッドは、形が同じなのです。
河内長野市の晩婚化、晩産化は、思っていた以上に深刻でした。
合計特殊出生率がかなり危機的な数字であることを、市長さんとのお話から知りました。
これには本当に驚きました。
少子化って、ずっと言い続けているけれど、どうしたら改善するのか。
不妊で悩む方を支援する立場から、思うところをお伝えしました。
この街で産みたい、育てたいと思ってもらえるには…
小中学生のような若い世代への、健康教育もいります。
ライフサイクルを考えることの大切さ、体のしくみを学ぶこと、月経を健康的にむかえること、性感染症の予防も。
不妊で悩む人への講座や語る場、交流の場づくりを、市として設定することも大事だと思っています。
なぜなら、不妊で悩む人は授かりたい、
そして、授かってからの妊娠、出産、子育ての時間が長いのです。
その長い時間のスタート、つまり妊娠前からのサポートが、子育てのしやすさにつながるからです。
妊娠前から、子育て支援は始まっていると思っています。
お金がすべてではないけれど、お金の面での支援も大事です。
男性不妊も増えているので、男性への支援も必要。
たくさんのやるべきことがありますが…
現場の人間として、実際のところで
不妊で悩むカップル、妊娠、出産、子育て中の女性とその家族のために、お仕事をして、また方々の声を伝えていきたいと思います。
(写真は、河内長野市の島田智明市長と、この度の面談にお力添えをいただいた河内長野市議会議員の中村貴子先生です)