ここでもまた、空気が変わります。
この日の大きな目的は三輪山登拝。
レジャーではなく、神様の領域に入らせていただくことになるので、写真撮影は禁止。
おしゃべりもなし。
行き交う時に「こんにちは」「ありがとうございます」「すみません」「お先に」と言葉を交わす以外は、お話をしません。
山に登ることと、妊活はやっぱり少し似ているなと思います。
ゴールが見えないこと。
あとどのぐらい頑張ればいいか、分からないこと。
痛かったり、しんどかったりすること。
途中で、めげそうになること。
でも、もしも頂上に着いたら、達成感や喜びを感じられるんじゃないかということ。
たくさんの人の顔も浮かびました。
判定待ちと言っていた彼女の結果はどうだったかな?
妊娠反応が陽性で出た彼女、このまま、うまくいくといいな。
もうすぐお産を控えた彼女、元気な赤ちゃんを産んでほしいな。
私が関わる人全員を、私が代表して願掛けする、
勝手にそんな気分でしたね。
そして、自分の娘と登ったら、どんなことになるだろうか?
あの人と登ったら、おもしろい発見があるかもな。
などなど。
登りは、そんなことを黙々と考えながら登りました。
自分の体の動きを感じる、心を感じる。
疲れて立ち止まると、風のそよそよが聞こえ、心臓のバクバクが喉のところに聞こえる。
生きてるなと思いました。
下りは自分の体の痛みとの対話です。
左手に杖を持つと、一昨年の夏に骨折した部分が痛む。
右手に杖を持つと、年末に階段を踏み外した時の足首が痛む。
「痛いところばっかりじゃないかっ」
でも、足運びをうまくすれば、木の枝や石を避けることができて、痛みがマシになる。
こういう、体との対話も妊活には大事だよな~などと思いながら。
下山して、神社を散策しました。
展望台にこのような看板。
「恋人」は、私にとっては皆さんの赤ちゃんです。
桜の咲くころはキレイだろうな~
かわいらしいつぼみも。
『交流のない妊活交流会』をしよう!って思いました。
集合して、自分の体、ココロ、悩みと向き合って、山に登る。
他の人のエピソードは知らなくてもいい。
話したければ話してもいい。
静かにお山に登って、降りてきて、やっぱり三輪そうめんははずせないので、
食べながら、話したいことを話し、味わう。
そんなイメージです。
初夏ぐらいかな。
『交流のない妊活交流会』やりたいと思います。
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