不妊の原因は男女半々と言われます。
25〜40歳の男性では、糖尿病患者より不妊患者の方が多いというデータもあります。
男性不妊の中でもこの頃増えているのが膣内射精障害だそうです。
EDは効き目の高い薬があるそうですが、射精障害はトレーニングやパートナーの理解がいります。
以前、男性不妊専門の泌尿器科医のセミナーを受講してびっくりしました。
外来で男性が言うそうです
「膣でいけない」
「一人じゃないといけない」
「妻だといけない」
でもここには、いろいろな背景が見てとれます。
①「膣でいけない」
思春期からの、さらには幼少期からの性教育。
自分の体にどのように接するか。
男女ともに十分に学ぶ機会がなく大人になっています。
その弊害が見えてきます。
そして
②「一人じゃないといけない」
これはコミュニケーション力の問題です。
結婚しない女性のことを「おひとりさま」と言ったりします。
けれども、「一人じゃないといけない」という状況こそおひとりさまではないか。
なぜ、おひとりさまになってしまうのか。
そこにはコミュニケーション力の低下が見えてきます。
さらに
③「妻だといけない」
もう、なにをどうしたいねん!
2人の赤ちゃんが欲しいんじゃないんか!
となってきますが、男性だけを責める気持ちにはならない。
女性がいかに男性をほったらかしているか。
夫婦のパートナーシップの問題。
そしてネット普及の弊害や働き方改革まで。
ワタシの頭の中では、自分も含めた身近に垣間見えるパートナーシップから社会問題にまでぐっと裾野が広がっていきます。
また明日から一つずつ書いていきます。
それを読んでいただくことで、
今、どうしたらいいか。
そして、将来に向けて不妊を予防するためにどうしたらいいか。
具体的に何をしたらいいか。
一緒に考えたいです。